夫が仕事を辞めると言い始めたときのハナシ
夫が仕事を辞めるといい始めたのは今年9月。それはちょうど私の誕生日の翌日から出かけた夫婦久しぶりの旅行の際の出来事でした。
なにも楽しい旅行中にこんなことにならなくてもよかったのに、とその時は思ったのですが、旅行中って非日常の生活で、時間と余裕がたっぷりあり、夫婦二人だけの旅行でしたから夫婦だけで話せる時間しかなく。結果的にはすごくプラスに働いたような気がします。
旅行中でしたから、私は楽しいことばかり想像していたし、美味しいものも食べていっぱい笑っていっぱい楽しんで・・・・と思っていましたから、もう、ね(笑)想像してもらえればわかると思うのですが、まさに青天の霹靂ですから私自身もかなりパニック状態でした。
夫が仕事を辞めると聞いて一番最初に思ったこと。
『どうやって食べていくの?』
食べていく方法なんていくらでもありますよ。生きていく方法なんて、無数にある。選ばなければ仕事だってたくさんある。最低限生きていくためのお金ぐらいは死ぬ気になればいくらでも稼げるでしょう。だけどその時の私は、長年ぬるま湯につかって生活してきて、何不自由ない、なんの苦労もなく「妻」「母」をやってきたわけですから、とにかく不安しかなかった。
毎月決まった額のサラリーを夫が持ち帰ってくることは私にとって当たり前すぎることで、それが突然なくなるかもしれない、なんて想像もしたことがなかったからです。
でもどこかで、彼が仕事を辞めることになるんだろうなということは、この時点で分かっていたのかもしれません。でも私はそれを認めたくなかった。なんとかして彼の暴挙を止めなくては。なんとか思いとどまってもらわなくては。そのためにどうすればいいか、自分がどう動き、どう働きかければ彼の思いがとどまるだろうか?そればかりをひたすら考える日々が始まったのです。
生きていくためにはお金が必要。
私たちが何不自由なく生活していくのに必要な最低金額はいくら?
最初に考えたのはココでした。
辞めるのか辞めないのか。それは現状を把握することから始めなければ、到底決められないことだったのです。